エッサイは人をやって、その子を連れて来させた。彼は血色が良く、目は美しく、姿も立派であった。主は言われた。「立って彼に油を注ぎなさい。これがその人だ。」 サムエルは油の入った角を取り出し、兄弟たちの中で彼に油を注いだ。その日以来、主の霊が激しくダビデに降るようになった。サムエルは立ってラマに帰った。

サムエル記上16章12~13節

この章についての考察

神の民イスラエルは、200年間士師の時代を過ごします。後期に入るとペリシテが勢力を伸ばし圧迫してきます。その中で神はサムエルを立て、御自分の言葉を委ねる士師(預言者と指導者)として用いられました。

しかし、さらにペリシテ支配が激しくなり、民は他国のように王を立てて敵と戦おうとし、初代イスラエル王にサウルを選びますが、彼は神に不従順でした。

神は、サウルに代わる王として、羊飼いをしていた少年ダビデを選びます。彼は羊飼いと羊の関係から、神と自分の正しい関係を知っていました。神の聖霊の油が豊かに注がれたダビデは、来臨のキリストの姿を見せ、イスラエルを神の国として建て上げ、周囲の国々にも多大な影響を与える王となります。

サムエル記の年代は、士師としてのサムエルの活動1050~1020年、サウル1020~1002年、ダビデ1002~962年、そして、サウルは18年間、ダビデは40年間、それぞれ王として国を治めました。

聖書講解

2017年09月~収録

サムエル記は現在、聖書講解で扱っているテーマです。更新は随時させていただきます。

CD無料お申し込みにつきましては、聖書講解終了後にお知らせさせていただきます。

聖書日課

「サムエル記」は、まだ聖書日課では扱われていません。扱われ次第、アップしいていきますので、お楽しみにしていてください。

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