神は、かつて預言者たちによって、多くのかたちで、また多くのしかたで先祖に語られたが、 この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。神は、この御子を万物の相続者と定め、また、御子によって世界を創造されました。 御子は、神の栄光の反映であり、神の本質の完全な現れであって、万物を御自分の力ある言葉によって支えておられます…。

ヘブライ人への手紙1章1~3節

この章についての考察

「ヘブライ人への手紙」は、文字通りユダヤ人たちへ書かれたものです。その目的は、イエス・キリストが旧約聖書で語られていた約束のメシア(救い主)であることを証しするためです。

新約聖書を書いた人たちの中で、もっとも旧約聖書を知り尽くしていた人物は、マタイ(旧約聖書の引用が最も多い)、パウロ(律法学者でした)、そしてこの書を著した人物です。しかし、彼の名前はわかりません。

イエスはモーセに勝り、アブラハムに表れたメルキゼデクなる大祭司であり、新しい救いの契約を御自分の十字架で実行された神の小羊である…と弁証します。

そして、ノアやアブラハムやモーセなど、旧約聖書に出てくるすべての人は、この大祭司イエス・キリストを信じて救われたのであると記します。この書は、旧約聖書全体を13章にまとめたような書と言えるほどのものです。

聖書講解

2014年1月~2014年11月収録

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聖書日課

「ヘブライ人の手紙」は、まだ聖書日課では扱われていません。扱われ次第、アップしいていきますので、お楽しみにしていてください。

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