どうか、“霊”によるあらゆる知恵と理解によって、神の御心を十分悟り、すべての点で主に喜ばれるように主に従って歩み、あらゆる善い業を行って実を結び、神をますます深く知るように。 そして、神の栄光の力に従い、あらゆる力によって強められ、どんなことも根気強く耐え忍ぶように。喜びをもって、光の中にある聖なる者たちの相続分に、あなたがたがあずかれるようにしてくださった御父に感謝するように。
コロサイ信徒への手紙1章9~12節どうか、“霊”によるあらゆる知恵と理解によって、神の御心を十分悟り、すべての点で主に喜ばれるように主に従って歩み、あらゆる善い業を行って実を結び、神をますます深く知るように。 そして、神の栄光の力に従い、あらゆる力によって強められ、どんなことも根気強く耐え忍ぶように。喜びをもって、光の中にある聖なる者たちの相続分に、あなたがたがあずかれるようにしてくださった御父に感謝するように。
コロサイ信徒への手紙1章9~12節初代教会には使徒たちに直接指導されていたにもかかわらず、諸々の異端が入り込んできました。「三位一体の否定、イエスを主としない」などの教えは見抜けますが、イエスを主としながら人間主義に陥る教えを見ぬことは困難です。そんな異端のひとつに「グノーシス」と呼ばれるものがあり、「霊は善であり、肉は悪である」という「霊肉二元論」に基づいた教えでした。
その教えによれば、「イエスは『霊』で存在したが、『肉』は悪だから肉体を持つことはなかった」などとなります。 主イエスは、神であり完全な人であったからこそ、人の罪の贖いとなり得たことをも否定します。そして「肉体で犯した罪は小さなもの」となり、「霊において神を信じれば救われる」、ともなります。神の子の聖別という成長も失われます。
これらの教えに危機感を持ったパウロが、間違った教えを指摘するために、より真理を明確に記したのがこの書物です。
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「コロサイの信徒への手紙」は、まだ聖書日課では扱われていません。扱われ次第、アップしいていきますので、お楽しみにしていてください。